仕事の悩み

社畜をなぜやめない? 社畜になりやすい人の特徴から考えよう!

2023年11月5日

「社畜」な人は、ずっと「社畜」な状態を続けていることが多いと思いませんか?

悩める人
悩める人

どうしてすごくつらいのに、社畜な状態をやめないの?

社畜な状態がやめられないのであれば、最初から社畜にならないために対策できないかな?

そう思っている方もいらっしゃるかと思います。


この記事を読んでわかること

・社畜になりやすい人の特徴

・社畜をやめない理由

・社畜にならないための対策


社畜になりやすい人の特徴

どんな人が社畜になりやすいでしょうか。

社畜になりやすい人の特徴を見ていきましょう。


真面目で責任感が強い

真面目で責任感が強い人は、仕事に対するコミットメントが高く、自己犠牲的な努力を厭わない傾向があります。

この傾向が過度に強いと、仕事を優先するあまり、自分のキャパシティを超えた仕事を抱えてしまいます。


周りの評価を気にする

周りの評価に過度に依存する人は、他人からの承認や評価に過度に依存し、それに振り回される可能性があります。

その結果、自己の判断や信念を犠牲にし、周りの期待に合わせようとする傾向があります。


断れない

断れない人は、他人の要求や依頼に対して「いいえ」と言うことができません。

このような振る舞いは、他人のニーズを優先し、自己のニーズや限界を無視してしまう結果をもたらすことがあります。

このような人は、テイカーから仕事を押し付けられる可能性が高いです。

「テイカー」とは、Adam Grant氏が提唱している「奪う人」つまり、他人とのやり取りにおいて利己的で、「何をしてもらおうか」と考えている人を指します。

参考動画:Are you a giver or a taker?


自分に自信がない

自分に自信がない人は、自己評価が低く、自己肯定感が低く、不安になりやすい傾向があります。

このような心理状態は、適切な境界を設定し、自分のニーズを優先することを難しくする可能性があります。


現状を変えられないと受け止めている

現状を変えられないと受け入れることは、自分の状況を改善するための行動を起こすことを消極的にさせ、安定を求めさせます。

これにより、仕事におけるモチベーションや興味を失う原因となります。


真面目で、自己犠牲してしまうほどの優しい人が社畜になりやすい傾向にありますね。

Mei
Mei


社畜をなぜやめない?

社畜になりやすい人が社畜になってしまったら、なぜ社畜をやめないのでしょうか。


自分がいないと業務が回らないと思い込む

真面目で責任感が強い人は、仕事に対するコミットメントが高いため、自分がいないと業務が回らないと思い込んでいます。

そのため、自分が会社にいる必要性があると勘違いしています。


自分だけ逃げることに周りから批判されてしまうかもと気になってしまう

周りの評価に過度に依存する人は、自分がやめることで、自分だけ逃げてしまうと周りから思われてしまうのではないかと思い、気になってしまいます。

そのため、自分が逃げてしまうことで、仲間を裏切るような気もしてしまいます。


学校教育の影響で、集団の意見に背けない

子供のことから学校で、集団の意見に賛同した方がよく、「出る杭は打たれる」という言葉を習ったりします。

そのため、他人の要求や依頼に対して断ることが出来ず、会社の意向に沿って働かなければならないと勘違いしています。


やめることへの不安

自分に自信がない人は、やめることに対してリスクを感じて、不安で行動できません。

やめてしまって、給料が下がったり、さらにブラックな職場になったりするかもしれないという不安から何も行動が起こせなくなってしまいます。


あきらめている

現状を変えられないと受け止めている人は、社畜な状態も仕方ないとあきらめています。

これには「現状維持バイアス」も関連しています。

「現状維持バイアス」とは、1988年、経済学者のウィリアム・サミュエルソン氏とリチャード・ゼックハウザー氏による論文 "Status quo bias in decision making" で提唱された人間が「現状維持」を望むという心理傾向のことを指します。

たとえ、現状よりもよい状況になると分かっていても、未知だから、経験したことがないからという理由で受け入れられないという状況に陥ります。


(一番多いかも?)経済的な理由

生活費やローン返済など、金銭的な理由により、過酷な労働環境でも耐えなければならない場合があります。

金銭的な理由により、毎月決められた日に給料が入ってくるという安定が必要なため、そこから抜け出せなくなっていることがあります。


私も高校時代から奨学金をいただいていたので、社会人1年目の時、給料が少ないのに、返済額が大きいという状況で、やめられないと思っていました。

Mei
Mei


社畜にならないために

一度社畜な状態に陥ってしまったら、なかなか社畜な状態がやめられないのであれば、最初から社畜にならないための対策が必要となってくるのではないでしょうか。

社畜にならないための対策を以下にあげます。


今日やらなくてもよいことはやらない!と決める

真面目で責任感が強い人は、一度「今日ここまで終わらせたい!」と決めたら、その日に急遽対応が必要になった場合においても、決めたことをやろうとしてしまいます。

今日終れたらいいけど、期限は今日ではないものについては、明日以降実施することを計画し直して、やらないと決めみましょう。

ただし、依頼されてから時間がかかる場合は、依頼を受けたことだけ連絡して、対応までに日数が必要であることだけ連絡を入れましょう。


自分のことを客観的に見てくれる人をつくる

周りの評価を気にする人は、いろんな周りからの目線が気になるかと思いますが、自分のことを客観的に見てくれる人だけにフォーカスしてみましょう。

自分の働き方を客観的に見てくれる人を作り、過酷な労働環境になっていないかアドバイスをもらいましょう。

また、同じような悩みを持つ人たちで時々相談できる環境もあるとよいと思います。


労働時間制限をうまく使う

他人の要求や依頼に対して断れない人は、うまく労働時間制限を使うことを考えましょう。

ひと月の残業時間のMAX時間にすでに到達している状況を伝えて、それでも依頼してくる場合、責任が取れるのか確認してみてください。

特にテイカーには「責任取れますか?」という言葉は有効な場合が多いと思います。


キャリアの棚卸しをする

今までどのような経験をして、どのような実績をあげてきているか、どのようなスキルを身に付けているか、一度キャリアの棚卸しをしてみましょう。

スキルを1つだけにフォーカスした場合、他にももっと出来る人たちはいるかもしれませんが、全てを掛け合わせた時、それはあなたしか持ち合せていないスキルになっているのではないでしょうか。

あなたしか持ち合せていないスキルがあることが、自信につながるのではないでしょうか。


終身雇用は崩壊していることを自覚する

終身雇用(生え抜き社員)の割合は、低下傾向にあります。

画像出典:雇用政策研究会報告書


この状況から終身雇用は崩壊していると言われるようになってきました。

こういった背景がある場合、現状を変えられないと受け入れることはリスクが生じるのではないでしょうか。


1つでもよいので、社畜にならないための対策を取り入れてみましょう。

Mei
Mei


さいごに

社畜になりやすい人が、社畜になってしまったら、なかなか社畜をやめることができません。

そのため、社畜にならないための対策をとる必要があります。


早めに社畜にならないための対策をとって、あなたの生活を守っていきましょう。

Mei
Mei


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