働き方改革と言われている現代社会においてさえ、「社畜」という言葉をしばしば耳にします。
もしかして、私って社畜?
そう思っている方もいらっしゃるかと思います。
今回社畜の意味がわかっていない、もしかして自分が社畜かも。。。 そう思っていらっしゃる方は、ぜひ読んで下さい。
社畜とは?
社畜の意味
「社畜」とは、何なのか?言葉の意味を簡単に解説します。
「社畜」とは、「会社」「家畜」から生まれた造語です。
辞書には以下のような記載があります。
しゃちく【社畜】
《会社に飼い慣らされている家畜の意》会社の言いなりになって、つらい仕事でも文句も言わず働いている会社員を、皮肉を込めてからかう語。
(『デジタル大辞泉』小学館)
社畜の由来
wikipediaによると「社畜」の用語の考案者は小説家の安土敏さんで、評論家の佐高信さんが広めたと言われています。
安土敏さんの小説「ニッポン・サラリーマン 幸福への処方箋」に「社畜」という表現が出てきます。
最近は、ドラマタイトルでも使われたり、インターネット掲示板などでも使われているので、そのような場で見かけたという方も多いのではないでしょうか。
真面目に働いているのに、会社によいように使われていると皮肉込められている場合に、「社畜」という言葉が使われるのですね。
社畜の特徴・考え方
そんな「社畜」の特徴・考え方をみていきましょう。
「働かざる者食うべからず」と考える傾向にある
労働や勤勉さが自己の能力を高め、社会での地位や成功を築く欠かせない要素だと考えるがあまり、過度な労働やストレスがあっても働こうと考えてしまう傾向があります。
「働かざる者食うべからず」というのは、1918年制定のロシア社会主義連邦ソヴェト共和国憲法に書かれており、当時レーニンは労働者を酷使し、不労所得で稼いでいる資本家達を戒める意味があったそうです。
真面目に働くことは悪いことではありませんが、酷使されるために、頑張ることはどうなのかと疑問に感じませんか?
「努力は必ず報われる」と思っている
努力が自己成長になり、周囲に貢献できると考えることから、逆に周囲に貢献できると思って、周囲の人たちがやりたがらない、自己成長にはならない仕事もやってしまう傾向があります。
仕事を着手する前に冷静に考えて、その仕事が自己成長になるか、考えてみませんか?
「忙しいから、充実感がある」と勘違いしている
忙しいことが、仕事に情熱を注ぐことができて、充実していると勘違いしてしまい、プライベートを犠牲にしてでも、仕事を優先してしまう傾向があります。
どうせなら、忙しくなく仕事を早く切り上げられる生活の方が、プライベートにも時間をかけられ、充実感が得られるのではないでしょうか。
「我慢することは美徳だ」と思っている
我慢をするからこそ、継続的な努力ができ、目標達成がができると思い、つらいだけの仕事もしてしまう傾向があります。
我慢は目標達成できるほどに継続できるでしょうか。
新しい挑戦に楽しみながら取り組むの方が、自然と継続できて、目標達成できるのではないでしょうか。
「給料がもえらることはありがたい」と思っている
不景気だとニュースで騒がれたりするため、「仕事があるだけでありがたい」とか、「給料がもらえことはありがたい」と思い、つらいだけの仕事にしがみついてしまう傾向があります。
給料をもらうことに謙虚な気持ち姿勢をもってもよいですが、「給料がもらえることはありがたい」のではなく、「給料は労働に対する正当な報酬」です。
「この仕事は私しかできない」と思い込んでいる
他の人たちがやりたがらない仕事だから、自分しかやっていないという現状を、「この仕事は私しかできない」と思い込んでしまい、誰もやりたがらない仕事を過剰に引き受けてしまう傾向があります。
専門性がある仕事であれば、他の人たちもできるようにして、会社の中で多くの人たちが専門性のある仕事に取り組める方が、あなたも成長できるし、企業価値も上げられるのではないでしょうか。
いっぱい残業することを自慢する
「今月もいっぱい残業したわぁ」と愚痴をこぼしながら、自己の仕事への献身をアピールし、「仕事を頑張っている自分を正当化」する傾向があります。
そのようなアピールは、周りからは、効率的に仕事ができない人だと思われる可能性もあるのではないでしょうか。
あなたはいくつ当てはまりましたか?
社畜のリスク
社畜としての生活は、以下のようなリスクが考えられます。
過労と健康リスク
過労を引き起こし、ストレスや不眠、体調不良などの健康リスクを引き起こす可能性があります。
ワークバランスの崩壊
プライベートの時間や休息の確保が難しく、リフレッシュする時間を犠牲にすることにつながります。
モチベーションの低下
リフレッシュする時間が犠牲になることで、モチベーションが低下し、生産性や成果が悪くなる可能性があります。
家庭や人間関係の悪影響
家族や友人との交流減少による孤独感、ストレスからの人間関係の悪化につながる可能性が出てきます。
キャリアや成長の停滞
ストレスやモチベーション低下からキャリアや個人の成長の停滞を招く可能性があります。
社畜としての生活は、かなりリスクを伴いますね。
さいごに
「社畜」とは、「会社」「家畜」から生まれた造語で、様々なリスクが考えられます。
今社畜生活をされている場合、社畜からの脱却は容易ではないかもしれません。
ですが、この記事にたどり着いているということは、社畜から脱却できる可能性は多いにあります。
社畜から脱却できるための情報を発信いたしますので、ぜひ楽しみにしてください。