転職したいと思ったけれども、どんな仕事が合うのかわかりません。
どうすればよいでしょうか?
転職したいと考えて、いざ転職活動を始めようとした時、自分の進むべき方向が見えないと不安になりませんか。
私も初めて転職活動をする時、かなり不安に感じて、なかなか転職活動を始めることができませんでした。
転職活動をするのであれば、適職を見つけたいと感じていらっしゃる方も多いと思います。
もうわからない! 自分のことを知ることは一番難しい
転職したいと考えて、いざ転職活動を始めようとした時、自分が何をしたいのかわからないと不安になりませんか。
今の仕事をしていて、そのようなことを考え方ことはないので、実は転職活動を始めようとした時、最初の壁がそこにあります。
どういう観点で不安に感じるでしょうか。
- 仕事の目的がわからない!
- 自分の強みがわからない!
- 興味がわくことがわからない!
それぞれの観点をみていきましょう。
仕事の目的がわからない!
転職活動を始めようとした時、そもそも仕事の目的がわからなくなっていることも多いかと思います。
何が本当に自分を満たすのか、どんな目標に向かって進むべきか、その答えが見つからないことはよくあります。
自分の強みがわからない!
自分の強みを理解することは、適職を見つける上での重要な一歩です。
しかし、これを見つけることは容易ではありません。
興味がわくことがわからない!
やりがいや充実感を感じる仕事は、興味を持っていることと密接に関連しています。
しかし、何に興味があるのか見極めることも難しいものです。
普段周りの人たちを見ていて、理解できていても、自分自身のことを見ようとすると難しいと感じませんか。
自分のこととなった途端に、客観的に見ることはとても難しいのが実情です。
何がしたいかわからない! その時、やってはいけないこと
転職を考える際、何が自分に合うのか分からないときには焦りや不安がつきものです。
しかし、その不安からくる誤った判断や急いで行動することは、後悔する可能性があります。
やってはいけないことは以下の通りです。
- 職場の人に相談する
- とりあえず転職する
職場の人に相談する
何がしたいかわからない時、職場の人に相談しないでください。
あなたが仕事にやる気なく実施しているということで評価が悪くなったり、転職を考え始めているということで引き止めにあったりする可能性があるためです。
特にあなたの直属の上司に相談した時、転職されると人手不足になり、上司の評価が下がる可能性があるため、あなたへのアドバイスはなく、引き止めにあうでしょう。
そのため、仕事で関係のある人たち以外で、相談できる人を探しましょう。
とりあえず転職する
辞めたいという焦った気持ちからとりあえず転職すると、将来的なキャリアに悪影響を及ぼす可能性があります。
未知の状況に飛び込む前に、自分自身の希望や目標をしっかりと見つめ直すことが必要です。
転職という新しい環境への選択だからこそ、冷静な判断が必要になります。
とりあえず転職するリスクを以降で深掘りいたします。
もうわからないと思ったまま転職するリスク
転職を考える中で、自分の中で迷いや不安が募り、焦りからくる急な決断をしてしまうことがあります。
その状態で転職活動をしても、適職を見つけることは難しい可能性がありますし、リスクがあると考えられます。
もうわからない思ったまま転職することのリスクは以下の通りです。
- 妥協した転職をする
- 合わない転職により早期退職する
- 転職活動が長期化する
それぞれについて説明いたします。
妥協した転職をする
もうわからないと感じたまま転職をすると、なかなかよいと思える企業に出会えない時に、「希望する企業ではないけど、とりあえず転職できるからこの会社でもいいか。」と妥協してしまう可能性があります。
希望していないのに入社した場合、結局やりがいを感じられず、転職したものの、転職したことを後悔することになります。
合わない転職により早期退職する
もうわからないと感じたまま転職し、妥協して入社した場合、新しい職場に合わないことから、早期退職を余儀なくされる可能性があります。
自分がどのような職場を望んでいるのか、それに合っている企業なのか、という観点で探さないと転職を繰り返してしまうことになります。
転職活動が長期化する
もうわからないと感じたまま転職活動をすると、どういう観点で転職先を希望してよいのか決定できず、転職活動が長期化する可能性があります。
転職活動をするにあたり退職してしまった場合、収入が得られない期間も長期化するリスクがあります。
転職による無職期間については別記事に纏めておりますので、そちらの記事を参考にしてください。
もうわからないと感じたまま転職活動をすることに伴うリスクを理解した上で、慎重なステップを踏むことが重要です。
転職したいけどもうわからない! 適職の見つけ方は?
もうわからないと感じたまま転職を決断したとき、自分に合った適職を見つけるためには、自身と向き合うことが必要です。
自身と向き合うには以下のような方法があります。
- 「なぜ転職したいのか?」を考え直す
- 自己分析をする
- 他己分析をしてもらう
- 適職診断をする
- キャリアアドバイザーに相談する
それぞれについて説明いたします。
「なぜ転職したいのか?」を考え直す
もうわからないと感じた場合、そもそも「なぜ転職したいのか?」を考え直して見ましょう。
例えば、「仕事にやりがいを感じられない。」ということであれば、どういう点でやりがいが感じられないのか考えてみてください。人間関係が悪く、あなたが努力した結果を誰も褒めないことでやりがいを感じられないのであれば、人間関係がよい職場環境ということに重点をおいて転職先を決める必要があります。
同じやりがいを感じられない場合においても、毎日同じことばかりしているということで、やりがいを感じられないのであれば、新しいことにチャレンジできる風潮のある企業ということに重点をおいて転職先を決める必要があります。
自己分析をする
自分のスキルや経験、強みや弱みを客観的に分析することは、何がしたいのかわからないという状態から抜け出せるきっかけになる可能性があります。
自己分析をする際、以下観点で実施してみてください。
- 価値観を見つける
- 得意なことを見つける
- 興味がわくことを見つける
それぞれの観点について説明いたします。
価値観を見つける
まず、価値観を見つけてみましょう。
あなたが尊敬している人、好きな人をあげて、具体的にその人のどのようなところを尊敬しているのか言語化してみてください。
言語化していく上で、マインドマップで記載することをオススメします。
作成したマインドマップから似たようなものを同じグループに纏めて、各グループの優先順位をつけてみてください。
そのマインドマップからあなたが重要だと感じている価値観がわかります。
その価値観から仕事の目的「なぜ仕事をするのか」を見つけていくことができます。
得意なことを見つける
得意なことというと、スキル・知識だと考えられる方も多いかと思います。
確かに、スキル・知識も大切ですが、自己分析で必要となる得意なことは、あなたがもともと持っている自然とできる長所にフォーカスします。
長所は短所の裏返しなので、自分の短所はこんなところだと思うことをリストアップしてみてください。
リストアップした短所を長所に書き換えてみましょう。このときのコツは、「~からこそ、~ができる」という形で書いてみることです。
「~ができる」という仕事の方法がわかることから、「どうやって仕事をするのか」ということを見つけていくことができます。
私の場合だと、「協調性がないからこそ、これが自分と思って行動でき、新しいことに挑戦できる」というように長所に書き換えます。
興味がわくことを見つける
興味がわくこと=好きなことです。
あなたがお金を払ってでもやりたくなるもの、知っていてワクワクするものを見つけてください。
そして、好きなことを見つけたら、具体的にどんなところが好きなのかということまで深掘りしてください。
例えば、「旅行が好き」という場合、「旅行の計画を立てることが好き」「旅行で初めてあった人たちと話をすることが好き」という形で、具体的にどんなところが好きなのかまで考えてみてください。
「旅行の計画を立てることが好き」な場合は、プランニングできる仕事がよいですが、「旅行で初めてあった人たちと話をすることが好き」な場合は、接客できる仕事がよいと考えられます。
具体的にどんなところが好きなのかということから深掘りした内容から「何の仕事をするのか」ということを見つけていくことができます。
自己分析から、あなたが大事なことを仕事の目的にし、あなたが得意なことを仕事の方法にし、あなたが好きなことから何の仕事をするのかということが決められます。
他己分析をしてもらう
家族や、信頼できる友人に他己分析してもらうことも考慮してください。
他の人たちからの視点は、自分では気づかなかった強みや可能性を発見する助けになります。
例えば、家族の場合であれば、子供の頃のエピソードを聞いてみてください。友人であれば、印象に残っていることを確認してみてください。
適職診断をする
適職診断を受けることで、自分の性格や興味に基づいて、適した職種や業界が提示されます。
適職診断の結果が必ずしも正しいとは限りませんが、参考になる部分はあるかと考えられます。
最近はWebで観点に適職診断できるサイトもありますので、利用してみてください。
キャリアアドバイザーに相談する
プロのキャリアアドバイザーに相談することで、適職のアドバイスやキャリアプランの構築に役立つ情報を得ることができます。
専門家の視点が新しい可能性を開いてくれるでしょう。
転職活動を実施するからこそ、今度はあなたの適職に就けるように、様々な方法で自身と向き合ってみてください。
自身では自覚できていなかった意外なことが見つかることもありますよ!
すぐに転職する必要性がないケース
転職を検討する際、すぐに転職する必要性がないケースもあります。
そのようなケースは以下の通りです。
- 現在経済的に安定している
- 現在ワークライフバランスがとれている
- 職場で良い人間関係が築けている
それぞれについて説明いたします。
現在経済的に安定している
経済的な安定がある場合、何がしたいかわからない状態で、急いで転職する必要性はありません。
転職をすることで、さらによい職場で働ける可能性もありますが、今よりも合わない職場で働く可能性も出てきます。
そのため、まずは自己分析をして自身と向き合われることをオススメします。
現在ワークライフバランスがとれている
仕事とプライベートのバランスが取れており、充実していると感じている場合、急いで転職する必要はありません。
今は何がしたいかわからない状態で、転職して環境を変えようと思っているかもしれませんが、ライススタイルの変化によりワークライフバランスが取れていた前の職場の方がよかったと後悔する可能性があります。
そのため、今後のキャリアのことを考慮して、一度キャリアアドバイザーに相談してみて、転職するのであれば、ライフスタイルのどのタイミングで転職すればよいのか相談されることをオススメします。
職場で良い人間関係が築けている
良好な人間関係が築けている職場では、仕事がしやすい環境にあります。
急いで転職するよりも、職場の環境や同僚との関係を大切にし、自身の成長を待ってみることも一つの選択肢です。
新しい職場での人間関係がうまくいかなかった場合、早期退職につながる可能性があり、早期退職後の転職活動に影響が出てくる可能性があるためです。
すぐに転職する必要性がない場合、自身が築き上げたいキャリアプランに基づいて、スキルを上げる取組みをしておくことをオススメします。
まとめ
転職は人生の重要な選択の一つであり、その道を進む上での迷いや不安がでてきます。
その不安な気持ちに向かうためにも、まずはご自身と向き合ってみてください。
まずはご自身と向き合って、適職をみつけてください。